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0と1の畑

画像:Adobe Stock

最近YouTubeで『AIの遺電子』というアニメの公式ショートを見かけて、面白そうだったので全編観ました。

 

すごく面白かったので、原作者の他の作品を探してみたら、『バイナリ畑でつかまえて』という短編集に辿り着きました。山田胡瓜さん(リンク先はXへ)という方が原作。短編集だけ買いました。

 

主役があまり主役してないというか、平凡な人にフォーカスしていて、でも環境は少しテクノロジーが進んでいて、近い未来の起こり得る日常を丁寧に描いている、という感じです。

 

『AIの遺電子』は主人公がヒューマノイドという人権があるロボットのような生き物のような人々を専門に診療している医者で、主人公よりも患者の方を丁寧に描いていて好きだなーと思いました。カリスマ的主人公とかではない話が得意なんですね。

 

重要なのにいるんだかいないんだかわかんないような主人公って、ちょっと『老子』っぽい感じがして好きです。『老子』が好きです。

 

『バイナリ畑でつかまえて』はキャラ萌え要素が一切ないと言っていいくらいなので、キャラ萌えが欲しい人には受けないかも、と思いました。でもとてもいいですよ。『AIの遺電子』はメインキャラもみんな魅力的ですし。

 

私がイラスト描く人間でキャラ萌えとかキャラデザとかに全振りする人間なので、あんまり見かけに頼らず人間味を描く話はどうしてそんなことができるのかまっっっったくわからなくて、とても好きです。

タイトルは『ライ麦畑でつかまえて』からとってるんだろうなー。ライ麦は読んだことはないですが……。青空文庫で一度探してみたのですが、著作権が切れてなくてありませんでした。Kindleにもなくて、かろうじて英語版がありましたが、英語疲れて挫折するやつなので今のところ手が出せません。マケプレは苦手です。

 

ところでバイナリってたまに聞くけど、どういう意味だっけと思って調べたら2進数のことでした。中途半端にPCやってるからこういうの知らなかったりするんですよね……。

 

0と1だけで表す数字のことで、そう言われたらなんとかわかります。111(2進数)=7(10進数)とかは暗記しているし、16進数もギリギリわかります。

 

私は「#ffffff」とかのカラーコードを見たら大体の色味がわかるので、16進数には割と慣れてる人だと思います。二桁以上わからないけど。

 

話は変わりますが、アマプラに中国SFドラマ『三体』の本国版が来ていて、1話見たんですが、ネトフリ版観てなかったらちょっと私には難しかったな、と思いました。

 

人口が多いとSFって育つのでしょうかね……。

なんかロシアとかもSFのイメージすごい。

 

『AIの遺電子』の原作を買おうとしたのですが、8巻まとめて4千円くらいで、4千円あったら一冊4千円の本が買えるとか考えてしまい、内容もアニメで観たのでちょっと先送りにしようと思いました。

 

でも、性格的にそのうち買うと思います。

 

今週もどうかご無事で。